構造エネルギー工学学位プログラム(博士前期課程)

概要

社会工学学位プログラムには、修士(社会工学)の学位を授与する博士前期課程と、博士(社会工学)の学位を授与する博士後期課程があります。

授与する学位の名称

修士(工学)〔Master of Engineering〕

人材養成目的

機械、建築、社会基盤、エネルギー、航空宇宙などのいずれかの工学分野において高度の専門知識を有するだけでなく、関連する周辺分野にも横断的な視野を持ち、本質的な問題を抽出して独自の解決方法が提案でき、その成果を国の内外に効果的に発信できる能力を有する研究者および高度専門職業人を養成する。

養成する人材像

機械、建築、社会基盤、エネルギー、航空宇宙などの工学分野に興味を持ち、人類の発展に貢献する発想豊かな技術者あるいは研究者を志す人材。更に、高度な専門知識だけでなく、関連する周辺分野への横断的な視野を獲得する意思のある人材。

修了後の進路

機械、建築、社会基盤、エネルギー、航空宇宙分野などの民間企業、国または地方自治体、国立研究開発法人、大学院博士後期課程・博士学位プログラムなど

ディグリーポリシー

ディプロマ・ポリシーに掲げる知識・能力 評価の観点 対応する主な学修
1.知の活用力:高度な知識を社会に役立てる能力 ① 研究等を通じて知を社会に役立てた(または役立てようとしている)か
② 幅広い知識に基づいて,専門分野以外でも問題を発見することができるか
研究群共通・専門科目,学位プログラム専門科目,特別研究,特別演習,インターンシップ科目,修士論文作成(特定課題研究報告書作成),学会発表など
2.マネジメント能力:広い視野に立ち課題に的確に対応する能力 ① 大きな課題に対して計画的に対応することができるか
② 複数の視点から問題を捉え,解決する能力はあるか
特別研究,特別演習,達成度自己点検,修士論文に関わる研究計画の立案など
3.コミュニケーション能力:専門知識を的確に分かり易く伝える能力 ① 研究等を円滑に実施するために必要なコミュニケーションを十分に行うことができるか
② 研究内容や専門知識について,その分野だけでなく異分野の人にも的確かつわかりやすく説明することができるか
特別研究,特別演習,インターンシップ,学会発表,ポスター発表など
4.チームワーク力:チームとして協働し積極的に目標の達成に寄与する能力 ① チームとして協働し積極的に課題に取り組んだ経験はあるか
② 自分の研究以外のプロジェクト等の推進に何らかの貢献をしたか
特別研究,特別演習,インターンシップ,TA経験,研究室活動など
5.国際性:国際社会に貢献する意識 ① 国際社会への貢献や国際的な活動に対する意識があるか
② 国際的な情報収集や行動に必要な語学力を有するか
特別研究,特別演習,インターンシップ,国外での活動経験,外国人(留学生を含む)との共同研究,TOEIC得点,国際会議発表,英語論文など
6.研究力:構造エネルギー工学分野の問題を抽出して解決法を提案し実行できる能力 ① 構造エネルギー工学分野の研究課題を適切に設定できるか
② 構造エネルギー工学分野の研究を行うための基本的な技術はあるか
③ 構造エネルギー工学分野の研究を遂行して成果を上げることができるか
特別演習,特別研究,学会発表,修士論文
7.専門知識:構造エネルギー工学分野における基本的学力と高度な専門知識を運用する能力 ① システム情報工学分野の基礎的な専門知識をもつか
② 構造エネルギー工学分野における高度な専門知識を修得し,運用することができるか
研究群共通科目,学位プログラム専門科目,学会発表,修士論文
8.倫理観:工学分野の高度専門職業人にふさわしい倫理観と倫理的知識 研究者倫理および技術者倫理について理解し,遵守しているか 特別演習,特別研究,インターンシップ,INFOSS情報倫理,APRIN

学位論文に係る評価の基準

以下の評価項目すべてが満たされていると認められるものを合格とする。

学位論文の審査に係る基準

  1. 関連分野の研究動向、先行研究のレビューを行い、当該研究の意義、位置づけが明確にされていること。
  2. 工学の発展に寄与するオリジナルな研究成果が含まれていること。
  3. 研究成果の信頼性が十分に検証されていること。
  4. 研究の結論が客観的な根拠、合理的な演繹に基づいていること。
  5. 上記の項目の全てが適切な論文構成、明快な記述により取り纏められていること。また、論文の内容を的確に説明する題目が与えられていること。

最終試験に係る基準

学位論文の内容について説明を求め、上記の1.から5.の基準を満たすことが確認されるとともに、以下の能力、知識等を有すること。

  1. 知の活用力:高度な知識を社会に役立てる能力
  2. マネジメント能力:広い視野に立ち課題に的確に対応する能力
  3. コミュニケーション能力:専門知識を的確に分かり易く伝える能力
  4. チームワーク力:チームとして協働し積極的に目標の達成に寄与する能力
  5. 国際性:国際社会に貢献する意識
  6. 研究力:構造エネルギー工学分野の問題を抽出して解決法を提案し実行できる能力
  7. 専門知識:構造エネルギー工学分野における基本的学力と高度な専門知識を運用する能力
  8. 倫理観:工学分野の高度専門職業人にふさわしい倫理観と倫理的知識

カリキュラム・ポリシー

ディプロマ・ポリシー(DP)が達成されるようにカリキュラムを編成する。
即ち、機械、建築、社会基盤、エネルギー、航空宇宙などのいずれかの工学分野における基礎理論や最先端技術を深く学ぶとともに、理工情報生命の中の複数分野についても広く学修することで、通常の縦割り型の工学系専攻では得られないような広い視野を持つ人材を養成する教育を行う。

教育課程の編成方針

本学位プログラムでは、研究群共通科目群に専門科目と専門基礎科目、学位プログラム科目群に専門科目と専門基礎科目を編成する。必修科目12単位に加えて、「構造・防災・信頼性工学」「固体力学・材料工学」「流体・環境工学」「熱流体・エネルギー工学」の分野に専門基礎科目と専門科目を設定する。これらの科目を18単位以上修得する必要がある。必修の専門科目はプレゼンテーション・コミュニケーション能力や広い視野を養成する科目であり、研究群共通科目群は各々の分野における基礎理論や最先端技術を学ぶ科目である。さらに問題設定から工学的手段による解決までのプロセスを理解し解決手段を開発するプロジェクト科目も開講し、構造エネルギー工学に関わる現実の問題についての知識を深める。以上の学修と専門分野における研究を修士論文にまとめることによって、DPに挙げた各項目が達成される。なお、更に幅広い知識・研究能力の獲得を目的とした他研究群開設科目、大学院共通科目、学術院共通専門基盤科目等の履修も奨励する。

汎用的知識・能力

  • 研究群共通科目及び学位プログラム科目群の履修、特別研究、特別演習などにより知の活用力を身に付ける。
  • 特別研究、特別演習、修士論文に関わる研究計画の立案などによりマネジメント能力を身に付ける。
  • 特別研究、特別演習、インターンシップ、学会発表などによりコミュニケーション能力を身に付ける。
  • 特別研究、特別演習、インターンシップ、TA経験、研究室活動などによりチームワーク力を身に付ける。
  • 特別研究、特別演習、インターンシップ、外国人(留学生を含む)との共同研究、国際会議発表などにより国際性を身に付ける。

専門的知識・能力

  • 特別演習、特別研究、学会発表、修士論文などにより研究力を身に付ける。
  • 研究群共通科目群及び学位プログラム科目群の履修、学会発表、修士論文などにより専門分野の高度な知識を身に付ける。
  • 研究群共通科目群及び学位プログラム科目群の履修、特別研究、特別演習などにより横断的な視点を身に付ける。
  • 特別演習、特別研究などにより問題を抽出し独自の解決法を提案できる能力を身に付ける。
  • 特別演習、特別研究、学会発表、修士論文などにより成果を国内外に発信できる能力を身に付ける。
  • 特別演習、特別研究、倫理に関するe-learningなどにより倫理観を身に付ける。

学修の方法・プロセス

  • 授業科目の履修モデルに従い学修を進める。
  • 各学生は、課題について研究を行いながら、より専門的な知識や技術について授業等を通じて主体的に学ぶ。
  • 指導教員のアドバイスを得て、各専門分野における研究課題を設定し修士の研究を進める。
  • 得られた研究成果は、セミナーや学会等で発表させ、多くの研究者から評価を受けるよう指導する。これによって、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力を高めると共に、さらなる研究の推進やより高度な専門知識・技術の習得への原動力を与える。

学修成果の評価

  • 共通科目,専門科目の学修状況を指導教員,副指導教員で確認する。
  • 構造エネルギー工学前期特別演習Ⅰにおいて1年次の研究成果を発表させて評価する。
  • 構造エネルギー工学前期特別演習Ⅱにおいて、各人が取り組んでいる研究の位置づけを行うとともに、2年次の研究成果について発表させて評価する。
  • 学位論文審査及び最終試験において学位論文の内容に関する発表を行ない、審査委員会によって評価する。

アドミッション・ポリシー

求める人材

学士課程レベルの数学、物理学および英語の基礎学力を十分に備えた上で、機械、航空宇宙、建築、社会基盤、エネルギーなどの工学分野に興味を持ち、人類の発展に貢献する発想豊かな技術者あるいは研究者を志す人材を求める。

入学者選抜方針

学外から優秀な人材を積極的に受け入れるため、他大学の出身者、社会人、外国人留学生が受験しやすい入試方法を採用する。推薦入試、一般入試および社会人特別選抜により多様な入学志願者に対応するとともに、募集定員を分割し同一年度内に複数回の入学試験を実施する。一般入試では口述試験の結果、出願資格を満たす成績証明書、およびTOEICの公式認定証あるいはTOEFLの受験者用スコア票に基づく外国語の成績を利用して選抜する。推薦入試および社会人特別選抜では口述試験の結果により総合的に選抜する。

  • 推薦入試では、成績が特に優秀で構造エネルギー工学分野における十分な知識と研究能力を有する者を選抜する。
  • 一般入試では、工学系の学士課程を優秀な成績で卒業できる基礎学力及び研究能力を備えた人材を選抜する。
  • 社会人特別選抜では、上記の基礎学力及び研究能力に加え、社会人としての実績や経験を評価する。
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